その口臭、腸の異常が原因かも? ― 歯科医師が解説!口が原因の口臭と腸が原因の口臭の違いとは ―

  • 2025.09.28
  • カラダの不調を整えたい

1. はじめに

気をつけないと次第に人が離れていってしまう大きな問題、、、それが口臭です。
「毎日しっかり歯を磨いているのに、なぜか臭う……
その原因、本当に“口の中だけにあると思っていませんか?

実は、腸内環境の乱れが“口臭として現れるケースが多いのです。
このコラムでは、「口臭の種類」「口腔内フローラと腸内フローラの働き」「最新研究に基づいた対策法」などをわかりやすく解説。
最終的に、口腔内と腸内を同時に整えることが最も効果的な口臭対策であることをお伝えします。

 

2. 口臭の2大原因

口臭の主な原因は、大きく以下の2つに分類されます。

  • 口腔内由来の口臭
  • 腸など全身由来の口臭

この2つには、ガスの種類・原因・対処法に大きな違いがあります。

 主な発生ガスとその特徴

ガスの種類 主な臭い 主な発生源 口臭の性質
硫化水素 腐卵臭 口腔内の細菌(タンパク質分解) 強いが一時的
メチルメルカプタン 腐った玉ねぎ臭 歯周病(進行するほど増加) 慢性化しやすい
ジメチルサルファイド 生ごみ臭 胃や肝臓などの内臓の不調、食べ物の影響 内臓疾患に由来し長期化しやすい

特にメチルメルカプタンや硫化水素は、歯周病の進行とともに口臭が強くなるため、歯科的なアプローチが欠かせません。

また、ジメチルサルファイドやアンモニアは内臓疾患のサインである場合もあります。

 

2-1 口腔内が原因の口臭

■原因となる主な要因

  • 口内フローラの乱れ(歯周病・虫歯菌):細菌がタンパク質を分解して有害ガスを発生
  • 舌苔(ぜったい):舌の表面の白い苔が臭いの元に
  • 唾液の減少(ドライマウス):細菌の洗浄力が低下

特徴

  • 朝起きたとき、空腹時に強くなる
  • 歯磨きやうがいで一時的に軽減
  • 他人に指摘されやすい

 

2-2 腸が原因の口臭

■腸内ガスはなぜ「口」から出るのか?

腸内で発生した有毒ガス(アンモニア・硫化水素など)は、腸壁から血液中に吸収され、肺を経由して口から排出されます。
つまり、腸内環境が乱れると、息が臭くなるのです。

■主な原因

  • 悪玉菌の増加・腸内フローラの乱れ
  • 便秘・下痢による腸内腐敗
  • ストレスや自律神経の乱れ
  • 高タンパク・高脂肪の食生活

特徴

  • 自分では気づきにくい
  • 歯磨きでは改善されない
  • お腹の張り、便秘・下痢など消化器症状も伴うことが多い

腸内由来の口臭には、ジメチルサルファイドやアンモニアが関与しており、内臓疾患のサインである場合もあります。

 

3. フローラってなに?

「フローラ」とは、腸や口に住む常在菌のバランスのことを指します。
人間の体内には、以下の2大フローラが存在します。

  • 口腔内フローラ:口の中に住む数百種類の菌たち(例:ミュータンス菌、ポルフィロモナス菌)
  • 腸内フローラ:腸に住む細菌の集合体(例:ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌)

 

4. フローラが乱れると

  • 善玉菌が減少 悪臭ガスの発生
  • 悪玉菌が増加 炎症、病気、免疫力低下
  • 腐敗が進む腸内環境 アンモニア・硫化物が発生

最新研究では、「腸内フローラが口腔内フローラにも影響を与える」ことがわかってきています。
つまり、腸が乱れれば、口も乱れるのです。

 

5. セルフチェック!あなたの口臭はどこが原因?

質問 YES or NO
毎日歯磨きしても口臭が気になる
便秘やガス溜まりでお腹が重い
歯周病や舌苔がある
よく胃がもたれる、食後に膨満感がある
高脂肪な食事が多く、野菜や発酵食品は少なめ
ストレスが多く、生活が不規則
歯医者で問題ないと言われたが口臭が気になる

YES3つ以上ある方は、腸内環境にも注目すべきサインです。

 

6. 口臭を根本から改善する方法

口臭対策は、「Wアプローチ」が最強です。

つまりは、口と腸のケアです。

ただ、それを効果的に行うためには自分自身の菌のバランスを知ることが一番の近道になります。
つまり、口内のフローラ検査と腸内フローラ検査です。
自身の状態の把握することでより効果的なアプローチが可能となります。

■口腔ケア(外側からのアプローチ)

  • 正しい歯磨きとフロス
  • 舌ブラシの活用
  • 歯周病治療・定期的な歯科受診
  • 唾液を出す(よく噛む、ガム、唾液腺マッサージ)

■腸活(内側からのアプローチ)

  • **発酵食品(ヨーグルト・納豆・キムチ)**の摂取
  • 食物繊維(海藻・野菜・玄米)で腸内の掃除
  • 善玉菌サプリメント(乳酸菌・酪酸菌・ビフィズス菌)
  • 水分補給、十分な睡眠、ストレスマネジメント

 

7. 最終結論 ダブルフローラを整えることが最強の口臭対策!

口臭の根本対策は、
🟩 口腔内フローラ(歯・舌・唾液)
🟦 腸内フローラ(善玉菌を増やし、悪玉菌を抑える)
この2つを同時に整えることです。

  • 「歯磨きしても臭う」
  • 「口臭サプリを飲んでも変わらない」

そんなときは、腸が原因かもしれません。
外側と内側、両面からのWアプローチが必要です。

私は、口臭に関する相談を受けた際は

・客観的に本当に口臭があるのかないのか検査
・原因がどこにあるのかフローラ検査

を行った上でその人に合わせたアドバイスができるようにしています。
「この菌が多ければ〜〜〜をした方がいい」といったように、一般論に加えて個別の対策が可能になるからです。

菌のバランスの悪化は、口でも腸でも様々な病気の原因となるので早めの対策が重要です。

 

8. さいごに

口臭は、エチケットの問題だけではなく、体からのSOSサインです。
「臭いを消す」のではなく、「原因を整える」ことが大切。
臭わない健康は、フローラのバランスから生まれるのです。

私が診療を行っている、品川の高輪クリニックでは「オーラルクロマ」と呼ばれる口臭測定器を使って、身体のフローラバランスに問題がないかをチェックしています。
どのガスが多いかによってお口に対してアプローチしたり、腸に対してアプローチしているのです。

この記事を読んでくださった方限定で、

口臭検査 +口内フローラ検査(唾液)を通常9,900円のところ期間限定5500円で提供しています。

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