保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法

  • 2022.09.27
  • 歯の不調を治したい
  • 治療を繰り返している方へ

歯ブラシを手に微笑む女性の画像|保存版!2022年最新「むし歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

虫歯の原因は「細菌のバランス」と「噛み合わせ」

歯を失う原因の90%以上が、歯科の2大疾患と言われる「虫歯」と「歯周病」です。虫歯は全身の健康に多大な影響を及ぼす病気ですし、日頃、患者様からも「虫歯を予防するにはどうしたら良いですか?」という質問をもっとも多くいただきます。

そこで今回は、最新の研究結果から「虫歯の原因」と「効率的・効果的な虫歯予防」についてまとめました。

まず結論から言うと、虫歯の原因は「細菌のバランス」と「噛み合わせ」だと言えます。

 

【虫歯の原因1】細菌のバランス

虫歯の原因菌である「ミュータンス菌」は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。「子どもと食器を共有したり、スキンシップでキスしたりすると、大人のミュータンス菌が子どもに移って、虫歯の原因になる」という話を耳にしたことはありませんか?

子どもは生まれてから、口腔内にさまざまな常在菌を取り込み、その状態はダイナミックに変動していきます。特に1歳半〜3歳はいろいろな菌がお口に定着する「感染の窓」という時期です。

この時期には、虫歯や歯周病の原因となる菌(具体的には口腔内細菌の記事を参照ください※)が定着しないように、保護者の口腔内を清潔に保ち、むし歯や歯周病がない状態にしておくことは非常に重要です。

しかし同時に、たとえどんなに神経質に食器の共有やスキンシップについて気をつけていたとしても、いわゆる虫歯の原因菌や歯周病の原因菌の感染をゼロにすることはできません。
つまり「スキンシップを控える」ことは、虫歯予防のベストな方法であるとは言えません。

では、虫歯の効率的・効果的な予防方法はなんなのでしょうか。
それは「虫歯は単純な感染症ではない」という最新の研究結果から紐解いていくことができます。

(※)詳しくはこちらをご覧ください
全身の健康を左右する「口腔内細菌」とは|歯科医師会田の噛み合わせメディア〜カムシル〜

歯を磨く子どもの画像|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

 

虫歯の原因の新説「生態学的プラーク仮説」って何?

ここでぜひ注目したい、虫歯の原因論があります。2017年11月09日にWHO(世界保健機関)から出された「砂糖と虫歯」というレポートです。そこの第一文にはこう書いてあります。

「虫歯(虫歯または歯腔としても知られる)は、世界で最も一般的な非伝染性の疾患です」
参考:https://japan-who.or.jp/factsheets/factsheets_type/sugars-and-dental-caries/

「非伝染性」と明文されていますが、「虫歯菌は伝染するんじゃないの?」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。この背景には、最新の研究によって、虫歯の原因に「生態学的プラーク仮説」という新説が登場したことがあります。

ちょっと難しいですが、一気に読み進めてください。

「虫歯」と「口腔内細菌のパワーバランス」の関係

これまでの歯科治療の長い歴史において、虫歯は、ミュータンス菌を代表とする原因菌が口腔内に感染することによって発症するという説が有力でした。

しかし科学技術の進歩で、ミュータンス菌が口の中にいても、虫歯を発症する人と発症しない人がいることがわかってきたのです。むしろ、虫歯があっても、そこにミュータンス菌が見つけられないケースも出てきました。

そこで注目されたのが、「生態学的プラーク仮説」です。

プラークとは口の中の細菌の主な生息場所で、白くネバネバしており、バイオフィルムとも言われています。プラークの中には、虫歯の原因菌やそれ以外のさまざまな菌が常在菌として存在しています。しかし、環境変化に伴ってパワーバランスが崩れることで虫歯が生じる、というのが「生態学的プラーク仮説」の考え方です。

要するに、虫歯は局所での口腔内細菌のパワーバランス変化が原因、ということです。

ミュータンス菌の主な働きは、あくまでも歯にネバネバとへばりつくことで、虫歯の進行に関わる菌に対して最初の足掛かりを作ることだったのです。

歯を鏡で確認する女性|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

なぜ口腔内細菌のパワーバランスが崩れるの?

口腔内細菌のパワーバランスを崩すもの、それはズバリ「糖」の存在です。

虫歯は、口腔内の細菌が糖を代謝して酸を作り、歯の硬組織(表面のエナメル質と、その内側の象牙質)のミネラル成分を溶かすことで発生します。つまり、糖を頻繁に摂取することは、虫歯のリスクを高めます。「虫歯予防のためには、砂糖を控えましょう」と言われる所以ですね。

虫歯予防には、砂糖のかわりに、自然の甘味料であるキシリトールを摂ることがとてもオススメです。キシリトールは糖によく似た物質なので、細菌がプラーク内へと取り込んでいきますが、糖と違いエサにすることができません。

キシリトールの摂取を続けると、プラークが明らかにつきにくくなる、虫歯を作るきっかけになるミュータンス菌が減るといった統計データが出ています。

砂糖が含まれたお菓子の画像|保存版!2022年最新「むし歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

細菌のバランス維持を助ける「唾液の力」

また、人間の身体には、細菌が糖から作り出した酸に抵抗して中和させようとする防御機能が備わっています。

それは、唾液です。

唾液がたくさん出れば出るほど、プラーク中の虫歯菌が作り出す酸に対して抵抗します。唾液をたくさん出す一番の方法は、よく噛むことです。正しい噛み合わせで、1口あたり30回を目安に咀嚼をしましょう。

また、あまり知られていない事実ですが、唾液に含まれる抗菌作用の強さは、腸内環境の良し悪しで決まります。腸で作られるIgAという免疫タンパク質が、唾液中に放出されて働くためです。ですから、お口の環境を良い状態で保つためには腸内環境が大切で、逆にお口の菌のバランスが腸内菌のバランスにも影響するのです。

詳しくはこちらをご覧ください。
全身の健康を左右する「口腔内細菌」とは|歯科医師会田の噛み合わせメディア〜カムシル〜

 

生態学的プラーク仮説から見る、虫歯予防法!

ここまでをまとめると、2022年現時点では生態学的プラーク仮説から「お口の中全体の菌のバランス=一人ひとりの口内フローラからみたリスクに合わせた予防」こそが最新の予防方法と考えられます。

虫歯の病因論は昔から様々なことが言われてきました。
非特異的プラーク仮説と特異的プラーク仮説、これらが代表的な説です。
非特異的プラーク仮説はプラークの量が多いほど虫歯ができやすいというもので、プラーク中の様々な細菌の働きによって虫歯ができるという説です。
特異的プラーク仮説は虫歯の原因となる細菌、ミュータンスレンサ球菌やラクトバチラス菌が原因と考える説です。

ここから虫歯は、
①歯の質
②虫歯の原因菌
③虫歯菌のエサとなる食べ物
さらに
④時間
これら4つが重なり合うと虫歯ができると考えられてきました。

そのため、今までの虫歯予防はひたすらにプラーク除去=歯磨き、歯医者さんでのクリーニングによる除菌、に主眼が置かれていました。

しかし、除菌では、体に必要な常在菌までいなくなってしまうデメリットがあります。

加菌とこれからの医療のイメージ|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

ここで大事なのはお口の中全体の菌のバランスです。お口の中にミュータンス菌の働きを妨げるいわゆる善玉菌がどの程度いるかも大事な要素です。
つまり、重要なのは全体を見た時にミュータンス菌が虫歯のきっかけを作る仕事をしやすい状態なのかどうなのかなのです。
菌のバランスを整える方法は次の章で説明しますね。

しかし、ミュータンス菌が原因という説が、見当違いな話というわけではありません。
お口の中でミュータンス菌が優勢な人とそうでない人ではプラークの形成、成熟(プラークの中でどんどん悪さする菌が増えていくこと)スピードが異なります。

歯磨きをする親子の画像|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

そういう意味では、親から子に大量のミュータンス菌を渡してしまっていると問題なので、冒頭のレポートの「むし歯は非伝染性の疾患です」という文章だけ読んではやとちりするのは良くありません。虫歯や歯周病などの治療をせずに、ミュータンス菌が優勢の方は、お子様にキスしたらダメですよ!
お子様とは清潔なお口で沢山のスキンシップをとってください。

そして、「プラークが歯に定着しなければ虫歯には絶対にならない」ということは虫歯予防の最大のポイントです。

 

虫歯予防のポイント

お口の中全体の菌のバランスは、概ね10歳までに決定づけられると言われています。そのため、親子間での菌の移動を防ぐため保護者自身が口腔ケアをする、お子様が乳歯の頃から糖の摂取を控えさせる、仕上げ磨きをしっかりしてあげる、といったことが大切です。また、10歳までに有用な菌をサプリメントとして積極的に摂取させることも推奨されます。

もちろん、大人になってからでも、菌のバランスを整えることは可能です。私、会田がクリニックで推奨しているのは、特殊な洗浄液でお口の中を除菌しながら、善玉菌が定着しやすい口腔環境をつくり、一人ひとりのお口の状態・目的にあった善玉菌をタブレットやペーストで移植する、という方法です。

口腔内の細菌バランスだけでなく、腸内細菌のバランスまで改善できるので、おすすめです。

お口の中全体の菌の状態は、唾液を調べることでわかります。「自分の口の菌のバランスを知りたい」などのご要望があれば、公式LINEよりお問い合わせください。まずは状態を知ることが大切です。

むし歯予防のイメージ画像|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

ここまでのポイントをまとめると、虫歯の原因は、お口全体そして局所での菌のバランスが問題であり、虫歯を予防するためには次の6項目がおすすめです。

・親子で乳歯期から歯をケアする
・食事に気をつける(糖の摂取を控える)
・キシリトールを摂取する
・唾液をよく出す
・お口の中をしっかり清掃する
・善玉菌を摂取する

詳しくは、後述の「今日から実践できる!7つの虫歯の予防法」をご覧ください。

 

【虫歯の原因2】噛み合わせ

昔に比べて、虫歯の有病率は減っています。それは、虫歯や歯周病が全身に与える悪影響について理解が広まり、丁寧な歯磨きや、歯科医院への定期的な通院を意識する方が増えているからです。

中でも、子どもの虫歯は特に減りました。これは、先に挙げた「親子で乳歯期から歯のケアをする」「食事に気をつける(糖の摂取を控える)」「お口の中をしっかり清掃する」という点が改善されたためです。

虫歯を持つ子どもの割合の年次推移グラフ|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜
厚生労働省「平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要」内「表10.  う歯を持つ者の割合の年次推移(永久歯:5歳以上)」 をもとに、カムシルが作成

 

一方で、相変わらず多いのは、大人が繰り返す虫歯です。特定の患者様が何度も歯科医院に通っているケースが多いです。

虫歯を持つ大人の割合の年次推移グラフ|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜
厚生労働省「平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要」内「表10.  う歯を持つ者の割合の年次推移(永久歯:5歳以上)」 をもとに、カムシルが作成

 

その原因の一つには、噛み合わせが関与しています。

噛み合わせや歯並びに不良があると、物理的に歯磨きをしにくい部分ができるだけでなく、噛み合わせの負担が異常にかかる部分に微小な亀裂が生じて、そこから細菌が侵入します。

亀裂により歯の内部から虫歯になった画像②|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

亀裂により歯の内部から虫歯になった画像①|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

こちらの画像は「強い負担により亀裂が生じたことで、歯の内部に細菌が侵入して内側から虫歯になったと考えられる事例です。
過去に治療をした歯ほど自分の歯が薄くなっているのでこのようなトラブルのリスクが上がります。

特に、すでに修復治療をしている箇所に起こりやすいため「治療を繰り返しているのになかなか良くならない」という悪循環に陥ります。そもそも修復している部分というのは、過去に虫歯になったところなので、プラークが停滞しやすいか、噛み合わせの負担がかかりやすい“ウィークポイント”です。

歯は治療をしても、決して元の歯(完全な天然歯)より強くなることはありません。詰め物や被せ物などの人工物を入れるわけですから、限界があります。もちろん、その限界を高めるために、世界の歯科医師は「顕微鏡下で精確に歯を削り、型取りをして、細菌のつきにくい材料を選び、隙間なくぴったり装着する…」という処置に、日々心血を注いでいるのですが…。

 

「私は歯が弱いから虫歯になりやすい…」それ、本当ですか?

普段、患者様を診ていると、多くの場合は虫歯を取り除いた跡に、ただ詰め物や被せ物を入れられているだけで、原因となっている噛み合わせの問題までは解決されていない、いや説明すらされていないことがほとんどです。

よく見かける例が、新しく治療した箇所を守るために、その部分だけ噛み合わせで歯が当たらないようになっていること。そうすると他の部分に過度な負担がかかるので、隣の歯や反対側の歯がだんだん悪くなります。そして、その状態が繰り返されていくのです。

心当たりのある方は、今までに噛み合わせを指摘されたことがありますか?

多くの場合、患者様ご本人が「私は歯が弱いから…」と真の原因に気づけず、歯に自信を失ってしまっています。本当は、そんなことはないのです。

また、噛み合わせ不良だと口呼吸になりやすく、口腔内が乾燥して唾液が出にくくなり、口腔内細菌のバランスが崩れることもあります。

噛み合わせと細菌のバランスは、別々の話ではありません。虫歯予防を考える上で「噛み合わせ」のコントロールは非常に有効なのです。

虫歯予防のイメージ画像|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

 

【まとめ】今日から実践できる!7つの虫歯予防法

これまでお話しした虫歯予防の方法について、詳しくお伝えします。今すぐ実践できるものもあるので、ぜひ取り入れてみてください。

①親子で乳歯期から歯をケアする
お子様の口腔内ケアは、生まれたときからできます。大人の虫歯・歯周病の原因菌がお子様にできるだけ移らないよう、まずは保護者自身が虫歯・歯周病の治療とお口のクリーニングをして、原因菌を減らしましょう。

②食事に気をつける
(1)糖の摂取を控える
ミュータンス菌は、糖をエサにして酸を作り出し、歯を溶かすことで虫歯を進行させます。さらに、細菌の塊であるプラーク(バイオフィルム)ができると、歯がもっと溶けやすくなります。ですから糖が少ない食べ物を積極的に摂ることがポイントです。

◆避けたい食べ物
アメ、ソフトキャンディ、チョコ、グミ、ジュース、炭酸飲料、乳酸飲料、イオン飲料など
・糖分を多く含んだもの
・酸性のもの
・お口の中に残りやすいもの
・歯にくっつきやすいもの
・硬すぎるもの

◆摂りたい食べ物
・糖分が少ないもの
・食物繊維
・お口の中に残りにくいもの
・歯にくっつきにくいもの

(2) 口内フローラのバランスを整える食事方法
前述したように、虫歯予防には、ミュータンス菌が虫歯のきっかけを作りにくい口内フローラのバランスが理想です。
ミュータンス菌の働きを妨げる善玉菌や、お口の中の常在菌を育むのに推奨される食事方法を心がけ、悪玉菌を増やしやすい食品を避けましょう。

口の常在菌をはぐくむ食事|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

◆善玉菌や常在菌を育む食事方法
お口の中を不潔にしない、食べ物で清掃されるような食事が理想です。繊維性の食品や咀嚼を必要とする食形態を考えましょう。

・ひと口量を少なくする
唾液の自浄作用を上回るひと口量は、口腔内を不潔な状態にします。

・腹七〜八分目の食事量
どんなにバランスの良い食事であっても、消化管のキャパシティーを超える多量の食事は、消化管の細菌バランスを悪化させます。

・30分程度かけて食べる
ひと口量を少なく、良く噛むと、食事の速度がゆっくりになります。早食いは消化器官に負担をかけ、細菌のバランスも悪くなります。

・温かいものを食べる
冷たいものは消化を悪くし、細菌バランスを乱します。熱すぎるものも消化管に負担を与えます。なるべく温かいものを選びましょう。

・タンパク質、ビタミン、ミネラル豊富な食材
炭水化物に偏った食事では、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足し低栄養状態になります。生体防御反応が低下すると、口腔内も抵抗力が下がり悪玉菌が増殖して口腔内細菌の悪化を招きます。

◆おすすめの食材
噛みごたえがあり、食物繊維豊富なもの
※永久歯が生え揃う15歳頃から推奨

きのこ類
ナッツ類
生野菜
根菜の煮物
繊維質の多い野菜の炒め物
煮魚、焼き魚
海藻類
ブロック肉、ステーキ

◆悪玉菌を増やしやすい食品の特徴
悪玉菌が増えにくい食事|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜
・歯の隙間に入り込みやすい食材
・細菌がすぐに利用しやすい高栄養な食事
・唾液が十分に出にくい食事

③唾液をよく出す
唾液がたくさん出れば出るほど、プラーク中の虫歯菌が作り出す酸に対して抵抗できます。唾液をたくさん出すには、よく噛むことが重要です。

正しい噛み合わせで、1口あたり30回の咀嚼を目指しましょう。

小さいお子様には、お気に入りの“マイ箸置き”を用意してみてください。一口食べたら箸置きに箸を置いて、30回噛みましょう。楽しく噛む習慣が身につきます。

④キシリトールを摂取する
タブレット、ガム、グミ、チョコなど、さまざまな商品が発売されていますが、より効果を求めるならキシリトール100%の商品を選んでください。

⑤お口の中をしっかり清掃する
虫歯予防には、プラークを徹底的に除去することが重要です。

◆ホームケア:お子様が10歳までの間は、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。フロスなどの補助器具を正しく使用すると、効果的です。
◆プロのケア:定期的に歯科医院を受診して、お口のクリーニングをしましょう。ホームケアで取りきれなかった汚れを除去できます。

⑥お口全体の細菌バランスをコントロールする
10歳までの間に、虫歯予防に有用な菌をサプリメントとして摂取することをおすすめします。

⑦噛み合わせをコントロールする
噛み合わせに不具合があると、虫歯の原因になります。信頼できる歯科医院で噛み合わせのチェックをしてもらいましょう。

 

信頼できる歯科医院選びの基準は?

歯科医師会田の画像|保存版!2022年最新「虫歯」の原因と予防法|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

私、歯科医師会田がおすすめする歯科医院選びの基準は「なぜ、この部分が虫歯になったのか」を説明してくれて、かつ再発予防の提案までしてくれるかどうかです。

詰め物や被せ物をきれいに詰めるだけの歯科医院は、世の中にごまんといます。しかし先に申し上げたように、決して元の歯と比べて強い歯になっているわけではありません。

虫歯の再発をいかに防ぐかを、一緒に考えてくれる歯科医院との出会いが大事です。そのれを判断するポイントとして、今回お話しした「細菌のバランス」「噛み合わせ」について知っておいてください。

どちらの話も、2022年時点では、大学レベルではまだ十分に教えられていない少し難しい内容です。しかし、歯科に真剣に取り組んでいる歯科医療従事者は、卒後に自分で勉強していると思います。

みなさんの健康を守るのは、みなさん自身です。そのための知識として、今回の記事もお役に立てていただけると幸いです。

下記のページもご覧ください。
全身の健康を左右する「口腔内細菌」とは|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜
子どもの歯並びは、妊娠中〜乳幼児期の姿勢がカギ|歯科医師会田のカムメディア〜カムシル〜

歯科医師 会田光一